サムラッチ錠のシリンダー交換施工

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ＭＩＷＡサムラッチ錠のシリンダー交換施工

今回は、鍵を紛失されて防犯的に不安を覚えた新宿区にお住まいのお客様よりのシリンダー交換のご依頼です。
玄関ドアに使用されていたのはＭＩＷＡ製のサムラッチ錠です。
この装飾の施されたサムラッチ錠、古い錠前ということもあり、品番によってシリンダー交換の対応可能なものとサムラッチ錠一式全てを交換、もしくは加工工事しなくてはいけないものとに分かれます。
こちらで使用されていたのはＴＨＭと呼称される型番となりまして、おなじＴＨＭ（ＴＨＭ‐ＳＰ）でもいくつかに種類が分類されていて、それにあわせたＴＨＭのシリンダーを用意する必要がございます。
素人の方で交換に挑戦される方はこの点に注意しないと、間違ったものを購入して痛い出費となってしまうかもしれません。

ＴＨＭ（ＴＨＭ-ＳＰ）の種類に関して

具体的に説明しますと、ＴＨＭ‐Ａ～Ｆまで６種類あって、ここらへんはサッシメーカー向けのＯＥＭ品という事情もあるかとおもいます。
ＴＨＭ‐Ａは今回のものに該当する室内側がドアノブタイプ、シリンダー裏の棒状のテールピース（ドライバー）が７０ｍｍと長いタイプ。ＴＨＭ‐Ｄは同様タイプでテールピースが短いタイプとなっています。
ＴＨＭ‐Ｂは室内側が室外の作りと同じサムラッチ式になっているものとなります。形状は異なりますがＡ，Ｄ同様にシリンダーのみを交換可能です。
ＴＨＭ‐Ｃ、ＴＨＭ‐Ｅ、ＴＨＭ‐Ｆに関してはそれぞれ補助錠とセットになっている１ドア２ロックタイプのものとなります。

さて、説明も程々に施工内容に移らせていただきます。
室内側ドアノブを外し、ビスを外してサムラッチ本体を取り外します。
サムラッチ裏側にビス４点でシリンダーがとめられているのでこれも外していきます。
あとは、カム（ワッシャー）などに注意して新しいシリンダーに付けかえ、サムラッチ錠をドアに付け戻し、動作確認。なにぶん年数の経過している場合の多いサムラッチ錠ですので経年劣化で他に不具合が出ていないか動作確認は入念におこないます。鍵は古いディスクシリンダーからＵ９シリンダーへとかわりましたので防犯性能も上がり安心いただけるかとおもいます。
お客様に最終確認していたただいて作業終了、ご用命ありがとうございました。

ロックマン