棒カギ錠の施工交換

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棒カギ錠からインテグラル錠への施工交換

本日は管理会社様のご依頼で、とあるマンションの倉庫内ドアの鍵交換です。
付いていた錠はとても古い「棒カギ」といわれる種類の錠でした。

経年劣化でしょう、かなり鍵の取り回しも悪く、状態は良くありません。
交換となるもこちらはすでに廃盤品となっていて販売、流通はしていません。
とはいえ無論新しいタイプの錠をご希望とのこと、わざわざ古い錠に代えてほしいわけありませんですねｗ。

棒カギとは？

名前のとおり棒状の鍵で先端に錠を回す突起がついているのが特徴的。
古い建物のドアなどで以前は使用されていましたが、今ではほとんど見かけなくなっています。
ただし、アンティーク家具に採用されていた事もあって、一部の方にはアンティーク鍵として人気があるようです。
また、鍵のマークや絵で書かれたものにはよくこの形が連想されるので若い世代でもご存知の方も多いのではないでしょうか。
レバータンブラー錠やウォード錠といった種類がありますが、
使用件数も激減している事から対応している鍵屋さんも減ってきているようです。
ロックマンも古いタンスの引き出しの開錠などで稀に遭遇しますが、本当に稀なので一瞬「おぉ！」とびっくりしてしまうくらいレアになりつつあります。

インテグラル錠への施工

さて、新しい錠への施工となりますが、
切り欠き寸法の近いインテグラル錠（ドアノブタイプ）の中からＭＩＷＡ－ＨＭＤを提案させていただきました。
サイズも異なるため切り欠き穴も加工し、ケースの位置も調整していきます。
さらに穴隠しと補強も兼ねて化粧板を設置していきます。

化粧板をリベットで固定後、最後にラッチボルトとデッドボルトがスムーズに受けに収まるように受け部分を加工、調整して終了です。
お客様もご満足頂けたようで幸いでした。ご用命有難うございました。

ロックマン