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玄関ドア越しに訪問者を確認するために設置してあるドアスコープ(のぞき窓)。
このドアスコープをとおして外から室内を盗撮したとして大阪市の男性が逮捕される事件があったそうです。
男は単眼鏡を使い本来外から覗けないはずの内部を覗いていたとのこと。
便利に利用するために設置してあるものを悪用するとは酷い事件です。
しかし防犯のプロである弊社ロックマンでもドアスコープをこのように悪用されてしまうとは驚きでした。
説明によると、単眼鏡とはコンパクトな望遠鏡の一種のようで、これをドアスコープに押しあて光の屈折の原理を使い覗いたようです。
ドアスコープのレンズは内側から覗くと光の屈折で近くて広い範囲が縮小されて見える構造、逆に外側からだと視界が狭く見えることがない。ところが単眼鏡のレンズを密着させ対物レンズから真っ直ぐに覗くと双方の光の屈折が打ち消しあい室内が見通せるようになるというもの。この原理を男は知って悪用したらしいのです。
このドアスコープを利用した犯罪、対策方法ですがまずは覗く部分に蓋のある、カバー付きドアスコープに交換してしまうということが一つ。ドアスコープの交換はドア内側からマイナスドライバー等で引っ掛け回せば素人の方でも簡単に取り外し、付け替えができます。または100円ショップなどで購入できるマグネットシートをスコープ部分に貼り付けておくだけでも充分効果を発揮できるのではないかと思います。
ここ数週間、鍵の交換や解錠でお伺いしたお客様のお宅を思い返してみても結構このカバーのない通常のドアスコープが設置してあったなと感じ取り急ぎ記事に致しましたが、今回のような事件が起こると模倣犯のような第2、第3の事件が起こりやすい傾向にありますので用心のためにも皆様確認だけでもしておくことをおすすめ致します。
ロックマン