合鍵複製と不法侵入の危険

　この記事は約 3 分で読めます。

鍵番号から合鍵を複製し、不法侵入！！

お手持ちの鍵に刻印されている鍵番号、これを利用した住居への不法侵入被害が増えているそうですので注意喚起。
鍵には下記画像のように表面、裏面にそれぞれ鍵のメーカー名と鍵番号というものが記載されているのですが、作成、複製には大きく分けて２通りあります。
合鍵の作製を頼むために鍵屋に持ち込んだ事ががある方ならおわかりかもしれませんが、１つは鍵のギザギザの溝から機械を用いて同様の形状に作成する場合、もう一つはメーカー名と鍵番号から同一のものを複製する場合があります。

今回、被害が増えているのは鍵番号から複製するケース。そもそも鍵番号というのは、元々の純正の鍵に刻印されている数字やアルファベットを組み合わせたもので、これを鍵のメーカーが番号ごとに管理していて、複製はこれを元にして作られるわけで、いわば御自身の個人情報となりえるものといってもいいかもしれません。
以前では複製の多くの場合で鍵屋などを通してメーカーに発注することが多かったのですが、インターネットの普及に伴ない、個人でその個人情報ともいえる鍵番号を入力して発注できるネット注文が広まっています。
そしてどうやらこの個人でネット注文できることを悪用していることが原因の場合が多いようなのです。
例としては、管理会社と偽られて一瞬鍵を預けてしまった時に番号をメモされたとか、手渡したときに記憶されたなど様々、いずれにしても個人情報でありながら、鍵番号は氏名や住所などと紐づいているわけではないので第三者が容易に鍵番号から発注できることが問題になっているようです。また、ネット注文なら顔を見られる事もなく簡単に、しかも業者をはさまないので比較的安価で注文できてしまうことも一因にはあるのではないかと思います。

複製された鍵から不法侵入、対策方法は？

対策としましては、いくつかご提案があります。
まずは、鍵番号が個人情報の一つと認識して不用意に鍵を第三者に渡さないことはもちろんのこととして、その鍵番号をシールやキーカバーで隠してしまうことがあげられます。
もう一つはこのような事案を考慮された複製防止対応の防犯鍵への鍵交換です。
弊社では鍵のほかにカードが付与された防犯鍵を多く取り扱っており、交換時にご本人様にそのカードをご説明の上、手渡しております。こちらであれば鍵番号だけで鍵屋に持ち込んでもネット注文してもメーカーはカードの提示、もしくはカード記載番号の提出がなければ対応致しません。ご本人に渡したカードが本人確認の一つとして機能する仕組みとなっているからです。

ほかにもＫＡＢＡ社のカバスタープラスもとてもおすすめできる鍵です。こちらはWebによるオンラインでの鍵登録、純正スペアキーの発注が可能で、これによって鍵ナンバー・シリアルナンバー・暗証番号のトリプル認証が必要となり、第三者による不正登録・不正コピーはよりいっそう困難になっている優れた防犯鍵となっています。
防犯対策の一環ともなりますので、気になられた方、ご心配の方は弊社までお気軽にご相談下さいませ。
本日も有難うございました。

ロックマン