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本日は中野区のマンション内にあるトランクルームのドアの鍵開けと鍵交換のご紹介。
鍵を紛失してしまって、中の荷物を取り出せないことから緊急でご依頼いただきました。
使用されていたのは、GOAL社製のULW錠。
内側ノブの中心にあるボタン(ポッチ)を押してロックさせる古くからある円筒錠です。
昔は、アパート等に使われていた事もありましたが、最近ではほとんど見かける事がなくなって、今回のような物置部屋のドアに設置されていたり、会議室のドアで稀に見る程度になっています。
この円筒錠タイプ、ホームセンターなどでもよく販売されていて御自身で交換される方もいらっしゃるとおもいますので注意点も踏まえて紹介していきます。
まずは鍵を紛失しての交換依頼でしたので、鍵の解錠から。
鍵は防犯性の低いディスクシリンダー、いわゆるギザギザの鍵、鍵屋にとっては簡単で説明もいらないないような解錠作業ですので、数十秒で解錠は終了です。そんなところで多くは省略させていただいて、さっそく交換のご説明。
とはいっても円筒錠(ユニロック)は、ドアノブタイプの中でも内側、外側が一体のドアノブですので基本的には錠前の全交換となります。
御自身で交換される場合の注意点としては2つ、本体の取り外し方と、交換商品の選び方となります。
●取り外し方
まず取り外しの際には必ずドア内側のノブから作業を始めて下さい。
そしてノブ根元付近にあるピンホール(小さい穴)に付属されているピン、もしくは適した棒状のものを差し込んでノブを引き抜かないと作業が進みません。このピンホールが意識して探さないと見つけられないくらい小さくわかりづらいというところです。見つかりましたら穴にグッとピンを差込み、押し込んだままノブを手前に引っ張ります。
このノブが引き抜けましたら後はそんなに難しくはありません。
丸い台座には隙間がありますのでマイナスドライバーなどを差込み台座を取り外すと、錠前本体をとめているビスが現れます。ビスを回し本体が外れましたら、その他ラッチなど使用するものをすべて取り外して新しい錠前へ交換して終了です。
取り外す際にどのように設置されていたか確認してから取り外すと付け替えにも手間取らないかと思います。
●交換商品の選び方
もう1つ注意点として新しい円筒錠を御自身で用意される場合は、鍵のメーカー、種類はもちろん、扉の厚さ、バックセットの計測が必要です。バックセットはフロント(ラッチ部、ドアの先)からノブの中心までの長さとなります。
このバックセットの長さが違うと購入する錠前の種類、具体的にはラッチ部の寸法が変わり、取付不可という事になってしまいますので注意して下さい。
本日もご用命有難うございました。
ロックマン