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鍵紛失による鍵の解錠案件

港区のお客様より至急、鍵を開けてほしいとのお電話。ちょうど別の案件が終了した直後でしたのですぐにお伺いしました。
お電話でうかがったとおり、鍵穴が横向き、MIWAのU9シリンダーが付いておりましたので鍵穴からではなく別の解錠方法を用いて作業開始。錆びからくるものなのか、デットボルトと差込口との干渉によるものなのか固く回りが悪く少し時間を要しましたが無事解錠。鍵が1本もないとのことで交換もあわせておこない終了しました。

 

下記写真にある交換後のシリンダー。レバーハンドルとあわせたゴールドではなくシルバーとなっておりますが、こちらはお客様ご要望となっております。もちろんハンドルと同色の交換もご用意できますので鍵交換ご希望の際はお色指定などもお気軽におっしゃって下さい。

高額請求する、ごく一部の鍵屋の存在

さて、話しは変わりますが、数日前、緊急で鍵の解錠依頼を受けて都内のとある賃貸マンションへ伺いました。
お若い男性が鍵を紛失し少々お疲れ気味のご様子。
さっそくエントランスを開けていただき、玄関ドアの前へ急ぎ解錠に取り掛かります。
使用されていたのはディンプルキーで、いつものように鍵穴以外から解錠作業を進めたのですが、詳しくは説明できませんがいかんせん角度が悪くなかなか手ごわいです。
急を急ぐケースでは鍵がすでに1本も無く開錠後に交換もすることがわかっている場合、破錠という選択もあるのですが賃貸物件だと管理会社への確認などおいそれとは簡単に了承は得られません。
弊社のもつ専用工具と凄腕の鍵屋ではなくごく平凡な鍵屋ロックマンの解錠技術ではかなりお時間を要してしまいましたがなんとか解錠までこぎつけました。
その解錠までのお時間の間に少しお話しを伺いつつ作業をしていると耳を疑う事を聞くことになりました。
実は、弊社ロックマンが伺う前に別の鍵屋が依頼により一度鍵開けの作業に来ており、時間をかけて作業をおこない、その途中に急に「もう少しで開きますが費用は13万円ですが宜しいですか」と突然言われたそうです。金額の詳細を聞いても技術料だとのこと、支払わないのならそのままにして帰るといわれ、断るとそのまま不機嫌そうに立ち去ったそうです。
弊社は2件目としてのお伺い、どおりでお客様の様子がお疲れ気味に感じたはずです。
それにしてもこのとある鍵屋の信頼を失くすような言動、人の弱みにつけこむようなやり方と、鍵屋さんによって料金に違いがあるとはいっても聞いたことがないような開錠料金。
中には困ったすえにこのような高額な請求に応じ支払ってしまっている方がいるかも知れません。
このような鍵屋が存在することじたいが同じ鍵、防犯を生業とする1人として腹立たしい限りの話しでした。
皆様はどうかこのような高額請求にあわないようにお電話でしっかりお見積もりをとって金額を確認してからご依頼なさって下さい。「鍵開け」、などと検索して一番上に出たからと適当にお願いしたなどというのはあまりおすすめできません。
ホームページや広告で格安などをうたっていても金額の提示をしない業者も疑ってよいとおもいます。
急いでいるお客様からすれば少々煩わしいかもしれませんがお電話でのお問い合わせの中でいくつか質問させていただき、お見積もりを提示していくのが通常の流れ。質問もせず、お見積もりもたてずというのは一般的な鍵屋では考えられません。
場合によってはお客様に確認していただく内容により判断が難しいこともあるため全てにきっちりいくらですというお見積もりは出せない事が稀にはございます。しかし例えば¥6000~¥8000くらいとか、最大でもいくら以上はかかりませんとかある程度の想定のお見積もりは出せます。
また、鍵屋をお探しになる際の目安として、お住まいの地域に密着した鍵屋さんをお探しになられるのも一つの安心材料になるかもしれません。
いずれにせよ今回のような高額請求をする業者は鍵屋全体にとっても恥ずべきことですので注意喚起情報発信としての意味も込めて1例として記載させていただきましたが、このような鍵屋は本当にごく一部で、ほとんどの鍵屋さんは弊社をはじめ、みなお客様への安心と防犯に関する仕事を誇りとして業務にあたっておりますのでご安心下さい。


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