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今回は、なじみの不動産屋さんのご依頼で、新宿区の少し古めの集合アパートへお伺いしました。
ご入居の決まったお部屋への錠前設置と、補助錠設置の施工となります。
こちらのアパートの玄関ドアには、今回の施工対象のドアも含めて半分以上が以前の古い錠前がそのまま使用されているようでした。メーカーはSHOWA製のもので、最近では逆に希少な錠前にもなっているものです。
このタイプの錠は、残念ながら現在ではすでに廃盤品となっていますが、真鍮製ということで当時は、鮮やかな光沢のある少し赤みがかった金色で綺麗な錠だったのではないでしょうか。たしか時代背景から当初は、木扉用として使われていたのではと記憶しています。
当然ながら廃盤ということで同じ仕様のシリンダー交換などでは対応できません。
仮に同タイプの錠セットのものをデットストック品として見つけられても、費用も案外と割高で防犯性も低いためおすすめはできないでしょう。
したがってご相談のもと、今回は防犯性と費用面を考慮の上、MIWA-U9の錠前を再設置施工するとともに、上部に補助錠を設置することとなりました。
錠前の再設置は昭和当時のものと現在のものでは寸法など大きく違うため、大掛かりな施工となって費用がかさまないようになるべくケース本体のサイズや錠の形状が近いものを選びます。
より近い錠を選べたことで、外観面の美観も損なわないよう化粧板などを極力使わず設置することができました。
(イメージ写真)
これまで長年にわたり入居者様の玄関を守るため使用されてきた古い錠。
綺麗な光沢を出していた錠も、錆びや汚れで古めかしくなってはいますが、
どこかノスタルジックなビンテージの箱錠で昭和レトロな風合いは、オールウェイズ三丁目シリーズとかの昔を再現した映画やドラマに出てきそうでなぜかとても好きです。
レストアしてアンティークのドアに付けてみたらおもしろそうですね。
長い間お疲れ様でした。
ロックマン